李琴峰さんは台湾出身の日本小説家です。
第60回群像新人文学賞で優秀作を受賞しています。
持ち前の語学力を使って翻訳家としても数々の仕事をこなしていて翻訳ジャンルでは、ビジネスから旅行史・漫画と幅広く請け負っています。
台湾・中国では日本の漫画がかなり入り込んでいて有名ですよね!
私の知人の台湾人も日本に来るたびに漫画をお土産代わりに購入しています!
【ご報告】
令和初の『文學界』に発表した小説「五つ数えれば三日月が」が、令和初の芥川賞(第161回)にノミネートされました。小説は、平成最後の夏に久しぶりに再会した台湾人女性と日本人女性の物語。— 李琴峰|『独り舞』発売中 (@Li_Kotomi) 2019年6月16日
李琴峰 プロフィール
1989年台湾生まれ。
15歳から日本語を学びはじめる。
同じ頃から中国語で小説創作をスタートして中国語・台湾語の小説を執筆。
2013年に来日する。
早稲田大学大学院日本語教育研究科修士課程入学
2017年、初めて日本語で書いた小説『独り舞』(原題「独舞」)にて第60回群像新人文学賞優秀作を受賞。
その後は正式に作家デビューとなりました。
凄いのが創作に至り、通勤電車の中で【死ぬ】という一語が浮かび上がり、執筆のきっかけになったと・・・
私も毎日、満員電車に揺られていますが全く一単語で小説が書けるなんて凄いとしか言えないですね!
李琴峰 作品集
『独り舞』
私は私。海を渡っても、異なる言語を操っても、何も変わらない。
自分自身であること、それが生の苦難の根源なのだ。
心惹かれていた同級生との死別により、幼くして死への想いに取り憑かれ、一方で、性的マイノリティとして、内なる疎外感に苛まれていた迎梅。
女子高での密やかな恋、そして運命を暗転させる「災難」と台湾人レズビアンが問題的となった作品です。
読者からの意見
日本語で問題をアップしたレズビアン小説が読みたかった!ということに思わされる書です。
セクシャリティのみならず、さまざまなアイデンティティを確認していく展開になっていき、
それが宝石のような漢詩の引用で装飾され、小説の中に引き込まれていきます。
タイトルの独り舞は、舞台で独り死ぬまで踊り続けるように暮らす主人公の生き方を指していて
すべてを冷静に把握し、政治的な事柄からも逃げない彼女は追い詰められて行く。
反抗も抵抗も逃亡も、反復的に繰り返され、それでも辞めることはできず、ついには力尽きくずおれる独り舞を踊る彼女にもたらされる祝いの物語。
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さいごに
李琴峰さんは日本の小説家としてだけじゃなく
台湾でもかなり有名になりつつある方ですよ!
私の知人の台湾人が知っていました。知人は、本には無縁の人で小説を読むタイプの人ではないのですが
その人が知っているという事で「あ~やっぱり有名なんだ」と思いましたね!
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